栽培品種いろいろ

現在、産直案内で取扱いしていない品種や当社のマイナー品種をご紹介。随時更新予定。

下記に紹介していないもので、初成り~成り始めのものには、「なかの真紅」「ムーンルルージュ」、さらに試作品種として全面’サビ’だらけで金色に見えるふじ「ゴールドファーム」、全く着色しないふじ「白ふじ」などなどいろいろ育てております。

 

 

 

品種名:北斗(よみ/ほくと)

 

 

収穫時期:10月下旬~



お任せ家庭用に入ることもあります。


 

 

特徴


青森県りんご試験場(旧称)育成。

 うまく出来たものはとにかく美味しい。甘酸適和で多汁。着色に難があるものの鮮紅色で、蜜入りしやすく、大玉傾向。但し欠点として、果芯部にカビが入り込み(「芯カビ」と言って殆どの品種に発症するが、この品種では多発傾向。落果期~幼果期に既に入り込んでいると言われている)、症状が顕著だと早熟果となり、蜜入りするものの日持ちがしない。更に、ツル元に亀裂が生じる「ツル割れ」も発生しやすい。収穫期に「美味しいそうだな」と見えるものに芯カビが多くあり、生産者視点でもなかなか完全には弾くことが難しいことをご容赦ください。また、総じて蜜入りが多いと、多汁で食味は良いものの日持ちはしませんのでご理解ください。


 上記のように色々と難点があり市場評価は低いのですが、この品種の食味の虜になる人は少なくなく、産直などで生き残っている品種です。

 

 多分、いずれ当社でもこの品種からは撤退する予定です。


品種名:ジョナゴールド

 

 

 

収穫時期:10月中下旬

 

お任せ家庭用に入ることもあります。

 

 

 

特徴

 1970年に日本に導入されたアメリカ生まれの品種。

 【ゴールデンデリシャス♀×紅玉♂】

 ジョナゴールドの「ジョナ」は紅玉の英語名「ジョナサン」、「ゴールド」は「ゴールデン」から来てるのかな?って容易に推測されます。果皮色は金色(ゴールド)ではないので、生産者間では略して「ジョナ」の愛称で呼ばれます。

 りんご産業の4大品種と言えば、ふじ、つがる、王林、そしてジョナゴールド。近年の新品種の台頭で更新伐採される対象となることもしばしばでしたが、まだまだメジャー品種の一つです。

 当園では青森県の供給能力の要である長期貯蔵法による越年販売を支えるため、袋を掛ける「有袋栽培」で作付しておりますので、宅配向けには販売しておりません。ただし、もぎたてのその食味は爽やかな甘さと酸味が共存する玄人好みと言えます。甘いりんごに飽き足りた時なんかには最高です。

 完熟して油上がりした果実や傷がついた果実などは極力長期貯蔵には向かないので、当社では「お任せ家庭用」に入ることもあります。

品種名:初恋ぐりん(商標名:はつこいぐりん、※品種名:あおり24)

 

 

 

収穫時期:10月中下旬


まだまだ少量ですが、ご要望もあり、お裾分けしております。 

特徴

 青森県産業技術センターりんご研究所にて育成。2013年品種登録。

 グラニースミス♀×【東光♀×紅玉♂】♂

 日本国内で育成された品種としては珍しく真緑のまま収穫される品種。欧米で人気のあるグラニースミスによく似ているが、果重は日本式に管理されることもあり大きくなる。完熟が過ぎると陽光面は黄色っぽくなる。

 酸味は強いが、糖度も低くはなく生食で食べることももちろん可能です。

 当社での増殖状況はまだまだ検討です。

 

品種名:恋空(商標名:こいぞら、※品種名:あおり16)

 

 


 

収穫時期:8月上中旬

 

特徴

 青森県産業技術センターりんご研究所にて育成。2004年に品種登録。

 【あかね♀×(東光♀×リチャードデリシャス♂)♂】♀×夏緑♂

 8月中旬ころ、生育が早い年だとお盆前に成熟する極早生種。果皮色は暗紅色で色付きは容易。極早生種にしては甘みの強い食味。果肉は固いが、軟質化するのは早い。冷蔵で2週間程度かと思われます。果重は決して大きくありませんが、管理次第では大玉化することも可能です。

 当社での増殖はまだまだ検討中。

品種名:アルプス乙女(よみ:あるぷすおとめ)

 

 

 

収穫時期:10月下旬

発送予定:その都度

 

収穫し次第、在庫がある限り、発送品にサービスとして同梱する予定です。

特徴

 長野県松本市でふじと紅玉の混植園の紅玉の実生から育成されてきたと言われていましたが、DNA分析の結果、ふじ♀×ヒメリンゴ♂の可能性が高いとのことのようです。育成者はそのつもりでもDNAでは違う・・・りんご育成の世界ではよくある話です。どこかで混ざるんでしょうね。

 

 それはさて置き、写真のように非常に小さいりんごで、見た目にも酸っぱくて渋そうですが、これが意外と甘酸適和なのです。大きな口で頬張ろうとすると種の部屋(生産者は「カマド」と言います)だけは大きく、種まで食べてしまいますので、おちょぼ口で前歯でカリッと食べてください。もちろん食べずに、フラワーアレンジメントなどに利用してもOK。果肉は粉質化していきますが、外観は長持ちします。当社では在庫があるうち、お客様の好き嫌いを伺うことなく、勝手にご注文品の隙間に同梱していますので、煮るなり焼くなり飾るなりにご利用ください。

 

 また、栽培方法も、小さい果実であるがゆえ、従来は実すぐりも適当に管理していましたが、落花期のまだツルが軟らかい時期に全果叢を一つ成りにしてみると、綺麗な仕上がりになりました。葉摘みはしませんが、それなりに色は付きます。これで隔年結果も防げるようになりました。

 

品種名:シナノドルチェ

 


 

収穫時期:9月中旬



増産中です。


2018年ネット限定で少量ですがお裾分けする予定です。

 

特徴

  ゴールデンデリシャス♀×千秋

 

 長野県果樹試験場で育成。’ドルチェ’とはイタリア語でデザートなどの’甘いもの’を意味しています。

 当園でもまだ結実が始まったばかりですから、果実品質や樹の性質の特徴はまだまだつかみ切れておりません。色目は縞が不明瞭になった濃紅色から縞明瞭の鮮紅色まで数段階ありますが、食味にはさほど大差はないと実感しています。とにかく酸味を強く感じるものの、甘みも強く、果汁は多く、肉質は良好。完熟したサンジョナゴールドのようで、かつそれよりも甘さを感じるといったところでしょうか。


 当社では生産量が安定したころから正式に取扱いする予定です。 もうしばらくお待ちくださいませ。

品種名:こうこう

 

 

 

収穫時期:11月中下旬


 

まだまだ珍しい品種ですが、当園サイトでは好評販売中


特徴

 弘大1号♀(スターキングデリシャス×ゴールデンデリシャス)×ふじ♂

 

 弘前大学の塩崎雄之輔氏(現在は退官)により青森県南津軽郡藤崎町の大学付属農場において育成。品種登録された当時(1999)としては黄色品種としては珍しく蜜入りする品種だったのが特徴。食味・食感ともにふじに似るが、酸味がふじより控えめで、より多汁。貯蔵力も高い。

 

 2011-13年豪雪の雪害で増産体制とはならず、当社での生産量はまだまだ限定的です。 

あおり21【商標名:春明21(よみ:しゅんめいにじゅういち)】

 

 

 

収穫時期:11月上中旬


 

まだまだ珍しい品種ですが、

当園サイトでは好評販売中

頒布会にも登場します。

 

特徴

 ふじ♀×レイ8♂(東光×紅玉)

 

 青森県りんご試験場(旧称、現 地方独立行政法人 青森県産業技術センター りんご研究所)育成。

 外観はふじにそっくりだが、果肉が緻密な為、比重は高いと思われる。収穫当初の食感はレモンのように酸っぱく、大根のように硬い。但し、糖度は低いわけではなく、噛めば噛むほどコクを感じます。もぎたてを丸かじりするのは歯の健康な成人をお薦めします。貯蔵力が高く、長期貯蔵向けに研究されてきたが、赤色晩生種の絶対的エースふじと同時期に違った食感のこの品種を楽しむことも有りかと思います。

 これまでの当社での貯蔵試験としては普通冷蔵で3月以降は粉質化、果芯部の褐変などが見受けられるようです。 

 当社での生産量はまだまだ限定的です。


あおり27【商標名:千雪(よみ:ちゆき)】

 

 

収穫時期:10月中下旬


 

まだまだ生産量は少量で安定しておりませんが、

2018年はネット限定で取扱い予定です

 

 金星♀×マヘ7♂((ゴールデンデリシャス×印度)×レッドゴールド)

 

 青森県りんご試験場(旧称、現 地方独立行政法人 青森県産業技術センター りんご研究所)育成。

暗紅色の果皮に白い大きめの果点が目立つ。果実を切り分けたり擦りおろしても切断面や果肉が褐変しにくい特徴がある。食味は甘みが際立ち、独特の芳香性がある。


当社でも増産中です。

はるか

 

 

収穫時期:11月下旬

発送予定:12月

 


 

特徴

 ゴールデンデリシャス♀×不明♂

 

 1977年、岩手大学実験圃場において横田清名誉教授により、ゴールデンデリシャス実生の中から25年をかけて選抜。2002年に種苗登録。無袋栽培では果皮が肌荒れしやすい為、主産地の岩手県では有袋栽培されています。無袋栽培ではかなり糖度が上がるらしいのですが、有袋栽培では糖度的には若干落ちる気がします。ただ、蜜入りしやすい点は外観が似ている金星(きんせい)とは一線を画すようです。

 ※当社では生産技術情報が少ない中、試験栽培中。2013年初成り、初収穫となりました。 

 当サイトでも近々取扱い予定です。

 

 

あおり25(よみ:あおりにじゅうご) 


収穫時期:10月下旬 。扁円形で果皮は濃紅色~紫紅色。果実の大きさは270~300g程度。栽培管理上の難点としてはツルが太く短く、また果台枝が太くツル回しがしにくい。当園では葉摘みはしますが、ツル回しはしておりません。病気に強いということで、当社でもフェロモン防除園において他品種より約3~4成分ほど少ない薬剤で栽培されておりますが、うどんこ病にはめっぽう弱いと分かりました。

 

 当園では減産する方向です。

 本年も当ウェブサイトにおいて数量限定で取り扱いします。

 


※以下、青森県りんご研究所紹介パンフレットより引用コピー。2013年3月に品種登録されました。

 

 

 

品種名:シナノレッド


 

収穫時期:8月中旬~





 

 

特徴

つがる♀×ビスタベラ♂


長野県果樹試験場において育成。

 

 極早生種らしく、酸味が強めではあるが、甘さもあり爽やかな味と言える。

 果皮色は縞が入る濃~鮮紅色で、果点荒れは少ない。全面に薄い粉をまぶしたかのようなブルームが生じたうちに収穫するのがベストですが、極早生ゆえ、着色を待つと軟質化に繋がっていしまいます。収穫前落果があるので、軟質化を進めないような落果防止剤の散布が必要。

 ブルームがあり萼あ部の地色が緑色の内は、貯蔵性はありますが、食味には物足りないと感じるかもしれません・・・。


品種名:メルシー


 

収穫時期:8月上旬~





 

 

特徴



(株)原田種苗において、「シナノレッド」の実生より選抜育成した品種。

 

 極早生種ではあるが、大玉果が生産されやすいようです。

 果皮色は明黄色で、果点荒れは少なく、全面に薄い粉をまぶしたかのようなブルームが生じます。極早生にしては糖度も高めのようです。

 貯蔵性は・・・やはりそこは極早生種。軟質化のスピードは早いと言わざるを得ません・・・。