会社の概要                

もっと、りんごを楽しもう! ~ご挨拶~
株式会社AT farmはりんご王国青森県の津軽内陸部に位置する黒石市でりんごを生産しております(2018年2月法人化)。個人事業(いわゆる’農家’)も含めるとインターネットでりんご販売を開始して30年超となりました。
 
 フェロモン防除を中心とした農薬低減栽培、剪定枝、刈草を始めとした有機物を積極的に土壌還元する土作り、斬新な樹形作りによる省力技術導入など、自然や環境、ヒトに優しい農業を目指しております。

 当社のりんごは奇跡ではなく、科学的根拠に基づいた栽培方法で生産されております。

 収穫後の販売果実は中型冷蔵施設の利用などにより保管方法に工夫をしておりますので、早生種及び中生種の販売はもちろん、晩生種の越年販売にも出来る限り対応しております。

 ※栽培品種は30品種超!産直案内上は限定してご案内しておりますが、品種のご要望があればお問合せください。無い品種もありますのでその節はご容赦お願いします。

代表取締役 木村 篤志

会社情報と経営概要

会社のコンセプト  「日本の農業を末永く続けていくために、家族経営の枠を超えて様々な人材を取り込みながら持続的な経営を模索していく。」

 とは言え、無機質な商業的な会社を目指すわけではなく、あくまでも有機的な繋がりでアットホーム(at home)な雰囲気のある農園で(at farm)、消費者に愛される農産物(りんご)を作り出していく農業経営が根底にあります。

 「りんご」は果物の王様。食べてはもちろん美味しいし、身体にもいい。そして、作ること&育てることはもっともっと楽しく、難しい・・・のです。
 これからも、楽しく作って、美味しく食べてもらって、皆さんにますます健康になってもらうため、弊社はいろんな方法で、いろんなりんごを作っていきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
SDG’sへの取り組み 当社におけるSDG’s(持続的開発目標)への取り組みは以下の通りです。(2022年2月現在)
●過剰な農薬の散布を見直し、殺虫剤の種類及び回数の削減をするべく交信撹乱(フェロモン剤)による主要害虫の発生及び果実への寄生を抑制する。また、殺菌剤も極力混合剤よりも単一成分の殺菌剤を選択することにより成分使用回数を削減する。散布回数も天候予測を綿密にし、適正散布間隔により、生育期間内における効率的な防除を図る。害虫に対する益虫の活動を守るような薬剤の選択をする。周辺環境との調和を目指し、大自然の中の一部としての農園と捉えていく。
●剪定による切除された枝はチッパーを活用して粉砕し、土壌還元して有機物の循環、炭素の循環を図る。幹周モーアの活用により、除草剤の使用を必要最小限にし、牧草及び雑草を循環させ、農業機械の使用による化石燃料の燃焼を補う植物による光合成活動を最大限に引き出し、カーボンオフセットを図る。
●産業廃棄物となる地域資源(ホタテ貝殻)の有効活用として、地中の排水不良箇所への暗渠疎水材として投入する。加えて、微量要素補給としての効果も図る。
●商品発送資材としては、全てリサイクル可能な紙資材及びプラスチック資材を使用する。極力紙資材を有効活用し、発送先において資源ゴミに出しやすいような資材を選択する。
●食品ロスをなるべく防ぐため、過剰在庫を未然に防ぎ、在庫商品を’アウトレット品’と称してお客様にお手頃価格で提供していく。
事業内容 ①農業の経営
②農産物及び農産物を原料とする食料品の製造及び販売
③農産物の貯蔵及び運搬
④農業生産に必要な資材の製造および販売
⑤農業作業の請負
⑥その他

☆出荷(販売)先[2021年実績]:津軽みらい農業協同組合、会員様への小口販売、ネット産直による小口販売、岩木山出荷組合(イーサポートリンク株式会社)、株式会社日本農業、弘果弘前中央青果株式会社
本社事務所 所在地:青森県黒石市大字石名坂字村ヨリ北8-1
電話番号:0172-55-7438(FAX兼用)
第二事務所(畑の中の事務所) 所在地:青森県黒石市大字石名坂字村ヨリ西197
メールアドレス info@kimuraringoen.jp
園地面積 約465アール[2021年5月現在]
(本社を中心に半径約1.5キロ圏内に9箇所点在)
栽培作物 りんご30品種以上
(毎年、導入及び淘汰品種を見直し)
従業員数 役員1名、家族社員2名、正社員1名、通年勤務2名、
季節従業員約250人(概ね5月初め~7月初めの摘花・摘果、被袋/概ね8月末~11月下旬の着色管理、収穫など)
【2024年4月1日現在実績および見込み】
設立年月 2018年2月
資本金 9,990,000円(2021/7現在)

第二事務所[通称 さくらやまベース]

2-3号園の一角にある事務所。格納庫も兼ねる。

  • 7号園 約63アール。2024年借用地としてで取得。
    2筆分。古い丸葉台樹。品種は実際に耕作してみてから正確に把握することになりますが、樹体を見た限り、ふじがメインのようです。
    【※2筆の間にもう1筆(約20アール)の非耕作地があり、売買交渉の話を持ち掛けて以降の了承を得たものの、相続登記が完了しておらず現在交渉は中断となりました。】
  • 1号園 約130アール。開園年不明。
    もっとも古い樹で樹齢50年ほどと思われるものが数本あり。年々の品種の淘汰により、大分新しい樹に植え替えられてきた。栽植品種は最も多く、当社で試作する場合は大概はこの園地から始めて品種の特性を判断している。
     地形いびつ、樹間隔不規則、品種混在のため、薬剤散布や草刈り作業の機械作業はもちろん、品種を渡り歩く管理作業にも作業順路には慣れが必要。
  • 2-1号園 約55アール。開園年昭和50年頃。もっとも初期の水田転換園。
    丸葉区画と矮化区画に分かれており、品種もちょうどいい具合に混植されている。
    丸葉と矮化の作業性や品質の差を試験するには打ってつけとなっている。
    開園当初、既存園から大苗で移植したらしく、水田転換園には珍しくモンパ病が見受けられている。
    丸葉台樹、矮性台樹もだいぶ新しい樹に更新されてきた。
    矮化区画では4×2.5mのパルメット樹形、4×4mの矮化開心形、そして4×2mの詰め剪定によるスレンダースピンドルの連産の限界を試験的に実施。
  • 2-2号園 約45アール。1998年に水田転換園として新植。手作りの灌水装置を埋設。当時台木は全てJM7台で4×2mのスレンダースピンドル樹形30アールと3×3mのパルメット樹形であった。現在全て開園当時の植栽距離、樹はなくなり、台木にも青台3、丸葉台付きM9台なども使用し、改植や樹形変換しながら、4×4m矮化開心形、4×3mパルメット、3×3mのパルメット、3×6mのパルメット、4×1.5mのジョイント(仕立て途中)となっている。
    2021年春から密植列を設置し、根域制限による密植栽培の試験を開始。
  • 3号園 約18アール。開園年不明。
    急傾斜地の段々畑。南西向き斜面で日当たり、風当たりも良く、台風シーズン前に収穫を終えるべく、現在はきおう、恋空の丸葉開心形~遅延開心形となっている。
    傾斜地故、作業の危険度も高く、数年先にはりんご栽培としては撤退予定。
  • 4号園 約30アール。1995年頃開園した水田転換園。
    全て矮性台M26丸葉台付だったが、植え付け当初から矮性台の部位が短い苗木であったことが判明し、強樹勢に陥っていたので、いち早く間伐して矮化開心形に移行していった。
    4×5mの矮化開心形で低樹高と反収と品質維持を試行錯誤で実施中。
    8年ほど前に防霜ファンを設置してみて、その効果を見ているが、正直まだ実感には至っていない。
  • 5号園 約10アール。開園年不明。
    区画が小さく、植え付ける品種が限られているので、葉とらずふじ専門園地として管理。
    2003年頃から2年ほど休園させ、2005年に定植。半矮性のJM2台と矮性台のJM1台が5×1.5mで混合植栽されており、いずれJM2台のみの矮化開心形園地にするための計画密植園となっている。JM2台の樹冠の拡大と共にJM1台は少しずつ間伐されている。
  • 6号園 約80アール。2003年開園。
    開園当初は全て青台3 4×2mの流し剪定によるスレンダースピンドル樹形の矮化園。開園3年目に連続したふじ4列分を作業性向上の試験として交互斜立仕立てに改良していった。
    現在はスレンダースピンドル樹形、交互斜立仕立て共に1本の樹の間伐を実施して、間伐することによる品質向上と収量の維持を検証している。4×2mのパルメット樹形も実践。
    灌水設備もあり。
  • 2-3号園 約56アール。2018年に開園、定植となる。
    現在(株)原田種苗で特許取得されたHTS台と半矮性台JM2自根苗による矮化開心形に仕立てるための比較試験中。
  • 2-4号園 約40アール。
    2019年に樹が植栽されたままで取得。既存の2-1号園の南手に隣接。
    恐らく樹齢25年を超える、もともとは矮性台木M26台木丸葉付の主幹形の園地だったが、太い側枝を強引に切り返しながら、上部から下方向の空間に収めている強大化した樹が多い。
    当社の取得により、間伐と開心形への樹形改良を目指す。
  • コンテナ冷蔵施設 海上コンテナを冷蔵施設に改造されたもの。密閉度は高い。
    MAX300箱入ることになっております。